プレスリリース/CSA LOOPを通じたより円滑かつ持続的な都市部での食循環の実現に向け、LFCコンポストと連携

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株式会社4Nature(東京都千代田区、代表取締役:平間亮太)はコンポストの開発・普及を20年以上実践しているローカルフードサイクリング株式会社(福岡県福岡市、代表取締役:平 由以子、以下「LFC」)と社会全体の資源循環を円滑にし豊かな食循環構築を目指すため連携します。

​今回の連携について

CSA LOOPとLFCコンポスト
今回の連携では、CSA LOOPユーザーに対して、家庭からでる生ごみを堆肥化するコンポストのツールとして、LFCが展開する「LFCコンポスト」を推奨します。また、LFCは、4Natureが実施する本CSA LOOPを、都市部の堆肥の還元方法として紹介いたします。

本連携により、社会全体の資源循環を円滑にし、豊かな食循環の構築を目指します。

ローカルフードサイクリング株式会社について
「半径2kmでの持続可能な栄養循環づくり」をミッションに、都市型のバッグ型のコンポストを開発。さきがけとなるNPO法人循環生活研究所では、20年以上にわたるコンポストの実践や人材育成の実績がある。
https://lfc-compost.jp/

生ごみの資源化と農地での堆肥の重要性

日本では多くの生ごみが焼却されています。水分量が80〜90%にもなる生ごみを燃えるごみとして処分することは、合理的ではありません。また、LFCコンポストをはじめとする家庭用のコンポストを用いて家庭から出る生ごみを資源に変えることは、一般家庭から取り組める活動でありその動きは全国に広がりつつあります。

そして、その資源化の動きを家庭や地域にとどめず農業で有効に活用することもまた、これからの持続可能な社会の構築において鍵になると考えています。CSA LOOPでは、堆肥の有効活用においても農家との連携を見据え、年間を通じた信頼関係の構築をおこないます。都市部ででる生ごみという資源を農地へ還元していくことにつながります。また、お野菜の受け渡しと堆肥の受け渡しを同時に行うことで、循環を作る上で大きな要素となる輸送のコストや二酸化炭素排出量も最小限に抑えることができると考えています。

そして農地では、堆肥は土壌改良剤としての役割を持ち、土中の炭素量の増加に貢献します。近年の気候危機において空気中の二酸化炭素をいかに土中へ留めておくことができるのかは農林水産分野の今後の課題としても注目されています。

今回都心でのユーザーを多く抱えるLFCとの協業では、都市部から出る資源を農地に還元し気候危機対策にも貢献をしていくための循環のサイクルを丁寧に作っていくことにつながると考えています。

また、都市から出る生ごみからつくった堆肥の農地還元についての前提として、CSA LOOPではそれぞれの農家ごとに考え方や栽培方針が異なると考えています。

農地での堆肥の施用のあり方にも農家ごとに考え方が異なる中で、都市部から出る生ごみの性質を正しく捉え、関係者が相互に丁寧に対話していくことが大切だと考えています。

CSA LOOPについて

CSA LOOPや募集の詳細につきましては、過去のリリースをご参考ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000061317.html

このリリースに関するお問い合わせ

株式会社4Nature
担当:宇都宮
csaloop@4nature.co.jp