第2回共創会議を開催しました|消費者の視点から仕組みを考える 拠点編

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CSA LOOPは、地域支援型農業と食循環を掛け合わせた新たな仕組みです。生産者と都市の消費者を結び様々な方と一緒にまち全体でひとつの循環をつくっていきます。
農家と消費者がCSAの年間契約をおこない、年間を通して地域の拠点で対面で野菜の受け渡しをします。農家、拠点、消費者というように、人とのつながりを生み、関わり合う人が多いことが特徴です。
そのなかで、関わる人たちの相互理解をしていく場として「共創会議」と題してワークショップをおこなっています。

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    Yuri Utsunomiya

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    Yuri Utsunomiya

第2回(2021/10/09)は「消費者の視点から仕組みを考える 拠点編」です。野菜を受け取りに行くこと、受け渡しなどの直接のコミュニケーションを通して、何が生まれるかについて考えていきます。そして、どんな機能があったらより円滑なコミュニケーションをとれるかについても理解を深めていきます。

今回は、オフラインでの開催となりました。

CSA LOOPとは

図のように、CSA LOOPは、拠点をハブに、消費者と農家が直接のコミュニケーションをおこない野菜の受け渡しをおこなっていきます。その際に会員は、家庭で使いきれない堆肥を持参し農家へ預けることができます。受け渡された堆肥は適切な処理のうえ、栽培に活用されていきます。対面でのコミュニケーションだけでなく、オンライン上のチャットスペースでも会話をすることができるので、コミュニティでの横でのつながりも築いていくことができます。

堆肥をつくるということ

仕組みのなかでは、家庭でつくったコンポストのうち、使いきれない堆肥を農家へ預けて一緒に理解を深めながら有効活用をしていくこともできます。もし堆肥をお渡しするという場合には、堆肥を持参して家から拠点まで移動をするということになったり、ご家族がいらっしゃれば家族の理解も当然必要になるでしょう。

下記のような意見が出ました。

・家族の理解/協力体制が大事(アボカドのシールを取る、など)
→家族内のコミュニケーションのきっかけにもなる。ただ、多くは期待しすぎない。結果としてたのしいとか美味しいを提示して理解してもらう方がいいかも
・自分だけのちっぽけな悩みかもしれず共有するハードルがあるかも
→手を挙げやすい環境づくりが大事
・コンポストの完成度がわからないことがある
→出来上がり程度の予想など(?)投入記録がとれたりするといいかも

拠点に行くということ

拠点に行くことで実際にどんないいことがあるのだろうか、一方でどんな歩み寄りが必要そうか、アイデアを出します。

・農家さんとのコミュニケーション
→実際にあって説明を聞いたり、お互いの近況をシェアしたりできる
・マーケットだと他のお客さんの対応で忙しそうな時もある
→いっそのことブースに入って手伝ってしまうくらいでもいいかも
・未知な野菜との遭遇できる(新鮮だしレシピを考えるために頭を使ういい機会)
→CSAだからこその発見を得られる(珍しい野菜や普段はあまり買わない)
・雨の日もある(それはそれで思い出として振り返ることもできる)
→農家さんにとっては、来てくれると嬉しい!
・「そこにいけばだれかいる」という場所って楽しい
・拠点に通って色々な人が関わることで顔なじみが増えていく
→コミュニケーションの取りやすい環境づくりにつながる

仕組みに関わる人のこと、自分が関わる場面での関わり合いなどを考え理解を深めることで、見える価値観や歩み寄りが生まれるのではないかと考えています。そのためにはコミュニケーションがうまくとられている必要があります。

次回も同じく消費者からの視点で、場面を変え畑編です。