CSA LOOPのお便り|3通目

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拝啓、CSA LOOPメンバーの皆さまへ。
全部で14カ所のお野菜受け取り拠点がありますが、それぞれどんな交流をしているのか気になりませんか?
こちらの記事では、『コンシェルジュミーティング』で話したことを皆さまに共有します。
CSA LOOPでどんな動きがあるのか、どんな話があったのか…これからの動向をサクッと確認するのにお役立てください!

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    Mana Hasegawa

Good Actionの共有

【農家/拠点カフェ/コンシェルジュ】

【&FARM YUGI  / WOODBERRY COFFEE 荻窪店  /サトウさん】
「前回の野菜受け取り日は、4名でそのままカフェでお茶を飲んで交流しました。6/25には、近隣のシェアキッチンをレンタルし、農家さん含め7名でランチを作って食べる会を開催します。会場の予約や買い出しは主にコンシェルジュの私が担当しますが、今後回を重ねるごとに、皆さんとやりやすい方法を探していけたらいいな、と思っています。8月にはBBQの開催も決定しています!
&FARM YUGIでは月一、オープンファームを開催しています。各自タイミングの良い時に、畑にも行っているようです」

【オーガニックファーム所沢農人  / RAD BROS CAFE  /ミツハシさん】
「拠点Slackでの交流は比較的、穏やか。メンバーが元々少ないのもありますが、決まった人が投稿している状態ですね。CSA LOOPとはまた違いますが、オーガニックファーム所沢農人の川瀬さんが主催で、野菜を買っているサポーターの方達が集まる会に参加してきました。野菜の収穫や畑の見学、BBQを楽しむような会でした。新鮮な野菜はもちろん、ジビエやクラフトビールが美味しかった!今後、またサポーターの会があればCSA LOOPのメンバーにもお声がけして、一緒に参加できたら。
初年度に比べて、交流が生まれていないのはCSA LOOP開始のタイミングもあるのかも?初年度は始まりが2月だったので、4月頃に畑に行きながら早い段階でメンバー同士の交流ができた。二年目の今年は、始まりが4月だったので、みんなで集まろうとする頃には暑い夏の時期に…。初めのうちに、皆さんと挨拶できる機会を作ることが大切なのかもしれないですね。動きやすくなる秋頃には、何か開催したいです!」

【池田農園  /HEYCOFFEE  /シライシさん】
「前回の野菜受け取り時は、元々の人数が少ないので会えた人と会えなかった人もいました。拠点のカフェの皆さんは協力的で、受け取り日は池田さんも野菜の店頭販売をされていました。今月は畑に行く会があったのですが、池田さんが体調不良に。配送にて野菜を受け取りました。以前までこういった場合は、池田さんの方で元払いにしていましたが、今回は池田さんの負担も考慮して皆さん着払いにしています」

【越渕農園  /BERTH COFFEE ROASTERY Haru  /ドイさん】
「拠点のカフェにお声がけして、毎回1名分であれば取り置きができるようになりました。受け取り日の午後なら拠点に取りに行ける、そんな時に便利ですよね!前回の受け取り日は、メンバーのほとんどが集まる時間帯が生まれ、越渕農園の越渕さんと共にお話しをしたそうです。
時期になったら、近隣のシェアキッチンをレンタルし、大豆を使った料理をみんなで作ろう!という話しもあります。越渕さんは、どうしても”畑に来てもらう”ことばかり考えがちだったので、シェアキッチンを借りたり、料理をしたりする発想がなかった、と仰っていましたね」

【農園NaZemi  /COVE COFFEE ROASTERS  /タカベさん】
「ジャガイモ掘りがあったが、急遽参加できず。次回、落花生はどうか?と農園NaZemiの鶴岡さんと話しています。野菜受け取り日は時間が合わず、メンバー同士がなかなか交流できていないですね。カフェも最近人気があり、ゆっくりと野菜受け取り後に話す機会が作りづらいことも。鶴岡さんとの交流は深まっているが、メンバー同士のつながりをなかなか深められていないと感じます」


徐々に拠点ごとに動きが見られるようになりましたね。これからの季節は、気温も上がり畑仕事もなかなかハードな季節。やはり、メンバーの交流会を開催するのにベストな季節は、春と秋のよう!過ごしやすい秋に向けて、コンシェルジュミーティングで他の拠点の良いアイデアを取り入れながら、企画していけたら良いですね!もちろん、「こんなことやってみたい!」というアイデアがありましたら、ぜひ拠点の農家さん・コンシェルジュにお伝えしてみてくださいね!

私たち運営の4Natureでも、皆さんが集まれるような会を企画したいと思っています。拠点を超えて、CSA LOOPのメンバーさん同士で野菜を囲みながらお会いできるといいな、と!こちらも詳細決まり次第、発信します。

議題に上がったトピック

農家さん側は、やはりせっかく畑に来てもらえるのであれば「楽しんでもらいたい!」という“おもてなし”の気持ちがあるようです。しかし、“おもてなし”を考えたり準備したりする時間がなかなか作れず、結局開催できないということもあるそうで…。

『農業体験』『援農』について、皆さんはどう思いますか?“おもてなし”は必要でしょうか?

タカベさん)「農家さんが毎日している草むしりも、都会に住んでいるとなかなかできない体験ではありますよね。特に子どもは草むしりが大好きで何時間でも飽きずに楽しんでくれます!」

シライシさん)「池田さんが体調を崩されたので、草むしりでもお手伝いに行きましょうか?とお声がけしましたが、遠慮されてしまいました。辛い時こそ助けに行きたいが、畑の知識がないと、かえってお仕事を増やしてしまうこともありますよね。
後は、手ぶらで畑に行きたい、という声も聞きます。例えば、参加費をいただき、必要な備品やランチをこちらでセッティングして企画するのもありだと思います。役割をみんなで分担し、全部農家さんに任せなくても、畑に行く機会は作れると思います」

サトウさん)「先日オープンファームに行った際、その日終わらなかった作業を『来週また来て、手伝います!』という人もいましたよ。また、畑の一角に好きな植物を植えていいスペースがあり、メンバーの人がコットンの苗を植えていました。自分で育てることで、定期的に畑に行く機会が生まれますよね!」

ミツハシさん)「好きな植物を育てられるの、良いですね!ホップを育ててみたい!
昨年のすごく寒い時期に、ニンジン掘りを手伝いに行ったことがあります。私たち夫婦と川瀬さんの3人でひたすらニンジンを掘りましたが、終わった頃にはヘトヘトに…。こういう時こそ、人手が必要だなと思いました。今年はメンバーや知人、大人数で行きたいですね!」

ドイさん)「農家さんは、なかなか息抜きができず、悩んだり行き詰まったりしてしまう人も多いと聞きます。北海道の酪農現場では、酪農家の人が休みたい時にヘルプに行く人『酪農ヘルパー』という方たちがいるんです。そういう人がいてくれると、何かあった時にも心強いですよね。農家にも、そういった助け合える、支えてくれる人が必要だと思います」

本日は暑い中、お集まりいただきありがとうございました!

皆さん、農業体験として畑に行くというよりも「農家さんの何か助けになれば」という気持ちをお持ちだということが分かり、とても心が暖かくなりました。“LOOP”には、動詞に『輪になる』という意味があります。農家とメンバーが手を取り合って、大きな輪になって繋がっていけたら。そんな優しい社会が広がる予感がしています。

野菜受け取り&ランチ会のお写真をいただきました!

【&FARM YUGI  / WOODBERRY COFFEE 荻窪店】コンシェルジュのサトウさんが、昨年からしてみたかったという農家さんとメンバーでのご飯会。そちらが開催されたとのことで、お写真をいただきました!

事前に&FARM YUGIさんから6月に受け取る野菜を教えていただき、メンバーの皆さんでメニューも考えたそう。トウモロコシご飯にミネストローネ、ズッキーニと紫玉ねぎのサラダなどなど。瑞々しい夏野菜が色鮮やか。メニューを聞いただけでお腹が空いてきました…!

料理が完成したら、皆さんの大好きなビールで乾杯!&FARM YUGIさんの育てた枝豆をおつまみに呑むビールは、きっと美味しかったに違いなし。

6種類ほどのメニューを皆んなで調理!
出来立てのお料理を囲んで『乾杯!』

CSA LOOPには、ルールも最適解も用意されていません。何もないからこそ、拠点ごとに作り上げていく事ができます。自分一人じゃ挑戦できなかったこと、農家さんやメンバーがいたら実現できるかも!ちょうどいい距離感で、それぞれが楽しめる。CSA LOOPが皆さんにとって、そんな居心地の良い場所になっていけたらいいですね。