イベントレポート |旬の野菜収穫体験とコンポストワークショップ開催。
今回のワークショップで訪れたのは東京都三鷹市で代々農業を営む冨澤ファームさんです。現在代表を務める冨澤剛さんでなんと4代目。そんな歴史ある農家さんで、まずは野菜の収穫体験からスタートです。
枝豆の収穫体験
収穫したのは今が旬の枝豆。主茎と呼ばれる軸の部分を掴み、根っこから引き抜いていきます。力強く大地に根を張っているため、引き抜くのも一苦労。
引き抜いた根っこをよく見てみると、何やら丸い球がたくさんついています。これは”根粒”と呼ばれ、土壌微生物の根粒菌が住んでいます。枝豆と根粒菌は互いに栄養を送り合う共生関係にあり、枝豆の成長に欠かせない大切な仲間なのだそう。
収穫した枝豆はすぐに枝からさやを摘み取っていきます。一つひとつ手作業するとそれだけで1日が終わってしまうので、専用の機械を使っていきます。さやが付いた主茎を差し込み、何回か出し入れするとあら不思議!さやが外れ、下から出てきます。その様子はまるで枝豆がダンスを踊っているかのよう。
作業が終わったらみなさんお待ちかね、昼食の時間。今回は冨澤さんの畑で取れた夏野菜をたっぷり使った夏野菜カレーと収穫したばかりの枝豆をご用意しました。新鮮な野菜はどれも瑞々しく栄養たっぷり。みなさん収穫作業で身体を動かした後なので、黙々と完食!
コンポスト勉強会
一息ついたら午後はコンポストについての勉強会です。冨澤さんが堆肥づくりを始められたきっかけや、家庭でコンポストをする場合どんなことに気をつけたらいいのか、クイズ形式で参加者のみなさんに聞いていきます。生ごみの中にもコンポストに入れられるもの、入れられないものがあることをみなさんご存知でしたか?改めて話を聞いてみると意外に知らない知識が盛りだくさん。
どんな風に土に還っていくの?実際に見てみよう!
座学のあとは実際にどんな風に生ごみが土に還っていくのか、冨澤ファームさんのコンポスト見学と攪拌(堆肥を混ぜて土の中の微生物に酸素を送る)体験です。
生ごみは時間をかけて熟成され、堆肥へと姿を変えていきます。分解を助けてくれるのはミミズや目に見えない菌たち。白く見える放線菌は他の菌たちが分解できなかった固い生ごみの分解を助けてくれます。こうして作られた堆肥は畑へと帰り、美味しい野菜を育てる一助となってくれます。
1日を通して、野菜が育つところから収穫、そして土に還るまでの循環を感じられたワークショップとなりました。
私たち4NatureはこれからもCSA LOOP農家さんとのコラボイベントを実施していきます。ぜひ皆さんお誘い合わせの上、ご参加ください。
7月開催!「隠されたリラックス効果!バジルで癒される一日」ワークショップに参加しませんか?
特別ゲストとして減農薬で野菜を栽培されている “ベジタブルシッター” マーフィーズファーム篠塚さんをお迎えします。野菜づくりの豆知識を学びながら新鮮夏野菜の食べ比べや種まきなど、盛りだくさんのコンテンツをお楽しみいただけますので、是非お気軽にご参加ください。
【日時】
・7月28日(日) 10:30~13:30頃(予定)
【スケジュール】
10:15~30 受付
10:30~ オリエンテーション
11:00~ 昼食会
11:45~ 篠塚さんのお話
12:45~ 7月から育てられる野菜の栽培レクチャー(植えたものはお土産としてお持ち帰りいただけます)
13:30 解散
【場所】
fabric
〒153-0051
東京都目黒区上目黒2-45-12 Nakame Gallery Street J4
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」から徒歩6分(350m)
【参加費】
3,500円(昼食と野菜栽培セットのお土産付き)
※小学生以下のお子様は1,000円割引
※CSA LOOPでいずれかの拠点メンバーになっている方は500円割引
詳細は下記申し込みリンクよりご確認いただけます。
https://events.4nature.co.jp/experiences/14
みなさんにお会いできることを心より楽しみにしております。