お野菜手帳「アレッタ」

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今目の前にある野菜、さて、葉っぱを食べているのか根っこを食べているのか?
はたまた茎?実?私たちは毎日食べている野菜について、
どれだけのことを知っているだろう?
本当はちゃんと知らない野菜のことを調べてみた。
この『お野菜手帳』を読んだら、あなたも野菜についてちょっと詳しくなれるはず。

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    Mana Hasegawa

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    Mana Hasegawa

#026 「アレッタ」

名前とその見た目から、イタリア野菜のような『アレッタ』。しかし、ブロッコリーとケールの変種を掛け合わせてできた、日本国内で生まれた品種だ。品種登録されたのも2011年で、比較的新しい野菜。そのため、育てている農家さんもまだ少ない。

ブロッコリー同様、つぼみや茎も食べられて、ケール同様に葉っぱもしっかりと味わえる!青汁にも使われるケールほどの苦味はなく、茎の部分には甘みも感じられる。蕾も茎も葉っぱも、全部食べられるのが特徴!

アレッタについて調べてみる。

分類:アブラナ科
別名:すずなりブロッコリー、三重菜、三重菜花

ちなみに、つぼみにはブロッコリーの約3倍のカロテンやビタミンKを含んでおり、栄養満点。さすが、ケールの血も引く野菜なだけはある!冬の寒さによって、ぎゅっと栄養と甘みが増す。

似た野菜には、ブロッコリーと「カイラン」という中国野菜を交配させて作られた『スティックセニョール』という野菜がある。

保存方法

アレッタは、乾燥に弱い。すぐに食べ切れない場合は、茎の切り口を水で濡らしたキッチンペーパーで包み、保存袋などに入れて野菜室へ。立てて保存するのがおすすめ!

冷凍保存する場合は、固めに下茹でてから冷凍するとすぐに料理に活用できる。下茹で時間は、2〜3分で十分!逆に長く茹ですぎると、茎のシャキシャキ食感がなくなってしまう。

美味しい食べ方

生でも美味しいアレッタは、アク抜きや下茹でも不要。茎の甘みやシャキシャキ食感を生かすなら、天ぷらや炒めもの、ごま和えの他に、肉巻きも相性◎

他にも、パスタやグラタン、オイル蒸しなどのおしゃれな洋食でも大活躍!ブロッコリーや菜花を使うのと同じ要領で料理すれば、間違いはなさそう。フリットや天ぷらにすると、ほのかなほろ苦さも美味しく味わえる。

マーフィーズファームのアレッタ。ちょこんと顔をのぞかせるつぼみ



illustration:Mana Hasegawa