お野菜手帳「赤カブ(岐阜紅かぶ)」

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今目の前にある野菜、さて、葉っぱを食べているのか根っこを食べているのか?
はたまた茎?実?私たちは毎日食べている野菜について、
どれだけのことを知っているだろう?
本当はちゃんと知らない野菜のことを調べてみた。
この『お野菜手帳』を読んだら、あなたも野菜についてちょっと詳しくなれるはず。

#020 「赤カブ(岐阜紅かぶ)」

岐阜県原産の赤カブで、朱色な見た目が特徴!その見た目とは裏腹に、切ると中身は真っ白。長い時間をかけて、その土地の気候や風土に適応した固定種・在来種の野菜だ。固定種は野菜の形や大きさが揃いにくかったり、生育時期がそろいにくかったりすると言われるが、それもまた個性。凸凹もまた愛らしいチャームポイント!

ところで、赤カブとラディッシュ、ビーツは見た目も似ている野菜だが、どう違うのだろう?
カブについて調べてみる。

分類:アブラナ科>アブラナ属
英名:turnip(ターニップ)
別名:カブラ、カブナ、カブラナ、スズナ、ホウサイ…等



赤くて小粒の丸いものが主流のラディッシュ。そのまま成長したら赤カブになりそうだが、ラディッシュはアブラナ科ダイコン属の一種。ラディッシュは「二十日(はつか)大根」の別名を持つ、ミニ大根。

同じく見た目は赤いカブにも近い、ビーツ。ヒユ科フダンソウ属の野菜で、仲間には砂糖で有名なテンサイ(別名、サトウダイコン)がある。

丸っこくて赤色だからといって、同じ仲間とは限らないようだ…!




保存方法

葉つきのカブは、そのままで保存しておくと葉から水分が蒸発してしまう。葉と根は切り分けて保存するのがおすすめ。別々にした葉と根は、霧吹きなどで水をかけ、保存袋に入れて野菜室で保存しよう。

美味しい食べ方

ダイコンに比べて甘みがあり、生食でも美味しく食べられる。煮る場合でも、アクが少ないので下ゆでせずに使用できる。赤カブを食酢に漬けると、真っ赤に染まり保存期間も伸びる。赤カブを使った郷土料理が日本各地にあるので、調べて挑戦してみるのも面白そう!
葉は、お味噌汁の具やおひたし、炒め物や煮物と何にでも使え、料理に彩りを与えてくれるので捨てずに使うのが◎。

今回購入したMicrobe Natural Farmersの追立さんが、漬物もいいが、焼いても美味しいと教えてくれた。岐阜赤かぶをしゃぶしゃぶに使ったら、お湯がピンク色になってしまったそう。煮込む場合は、皮をむくのがおすすめ!

Microbe Natural Farmersの岐阜紅かぶ。ぽてっとした形がチャーミング!



illustration:Mana Hasegawa