お野菜手帳「赤タマネギ(湘南レッド)」

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今目の前にある野菜、さて、葉っぱを食べているのか根っこを食べているのか?
はたまた茎?実?私たちは毎日食べている野菜について、どれだけのことを知っているだろう?
本当はちゃんと知らない野菜のことを調べてみた。
取り上げる野菜は、CSA LOOPで受け取った越渕農園の野菜の中から毎月ピックアップ。
この『お野菜手帳』を読んだら、あなたも野菜についてちょっと詳しくなれるはず。

  • Text:

    Mana Hasegawa

#002 「赤タマネギ(湘南レッド)」

普段目にする黄色いタマネギとは明らかに違う、鮮やかな赤紫色。さらにしっかりとした葉がついた、立派な赤タマネギを今回はピックアップ。赤タマネギの特徴は、普通の黄色いタマネギに比べて、独特の辛みや刺激臭が少なく、火を通さずにそのままでも美味しいところ。

今回、越渕農園で受け取った品種は赤タマネギの「湘南レッド」。名前の通り神奈川県の湘南で生まれ、その見た目から命名されたとか。5月下旬〜6月上旬に収穫する農家が多く、一般的には初夏から夏の間が旬。輪切りにすると赤紫色の部分がまるで年輪のようで、料理の彩りに大活躍!形はまんまるだがやや平べったい。

赤タマネギについて調べてみる。

分類:​​ユリ科>ネギ属
英名:red onion
別名:レッドオニオン、赤タマネギ、紫タマネギ

黄色いタマネギとの大きな違いは、その色。赤紫色の正体は「アントシアニン」というポリフェノールの1種。ナスやブルーベリーにも含まれており、植物が紫外線やウイルスから守るために作られた成分。また、赤タマネギは黄色タマネギより水分を多く含むため、瑞々しい。その分、貯蔵性が高くないので赤タマネギは早めに使い切るのがポイント!

栽培期間

5/14に受け取った「赤タマネギ(湘南レッド)」の種まきは、9/31。秋に蒔いた種から、ふっくらとした赤タマネギになるまでは、おおよそ8ヶ月。タマネギの食べているところが実は“葉”であることにも驚きだが、その育つまでの期間を知ると野菜の見え方も少し変わる気がする。

保存方法

赤タマネギはその特徴にもあるように、黄色いタマネギよりも水分が多い。そのため黄色いタマネギと同じように常温保存すると、うっかりダメにしてしまうことも…。基本的にはすぐに使い切るのが一番だが、暑い時期は新聞紙に包んで冷蔵庫へ。カットした残りを保存する場合は、切り口が乾燥しないようにラップして冷蔵保存がおすすめ。

美味しい食べ方

赤タマネギは「生食専用」と言われるように、火を通さなくても美味しく食べられる。赤紫と白色の鮮やかなコントラストを生かして、スライスサラダに。輪切りにしてマヨネーズ、もしくはかつお節×しょうゆのコンビネーションも◎!マリネやピクルスにしても、その鮮やかさを生かしながら美味しくいただける。

通常の黄色タマネギのように加熱して食べることも可能。ただ、加熱することで赤紫の色が抜けてしまい、見た目が悪くなってしまう。カレーなどの色移りが気にならない料理に向いている。インドのカレーのタマネギは赤タマネギが主流だとか。カレーの出来上がりの味に違いが出るのかも気になるところ!




illustration:Mana Hasegawa

越渕農園

住所:

千葉県柏市