お野菜手帳「ヤーコン」

feature

今目の前にある野菜、さて、葉っぱを食べているのか根っこを食べているのか?
はたまた茎?実?私たちは毎日食べている野菜について、
どれだけのことを知っているだろう?
本当はちゃんと知らない野菜のことを調べてみた。
この『お野菜手帳』を読んだら、あなたも野菜についてちょっと詳しくなれるはず。

  • Photo:

    Mana Hasegawa

  • Text:

    Mana Hasegawa

#023 「ヤーコン」

さつまいものようだが、見た目に騙されてはいけない!「ヤーコン」は芋類ではなくキク科の“根菜”。歴史は古く、アンデスの先住民によっておよそ2000年も前の紀元前から栽培されていたとか。

“根菜”なので、さつまいもやじゃがいものようなホクホク感はなく、果実に近い瑞々しい歯触りが特徴!生で食べると、シャキシャキとした梨のような食感と甘みがある。甘みの由来はオリゴ糖によるもので、「フラクトオリゴ糖」を大量に蓄えていることが明らかになってからは、その健康機能成分を生かした利用が広がりつつある。

ヤーコンについて調べてみる。

分類:キク科>スマランサス属>ヤーコン種
英名:Yacon
別名:アンデスポテト、菊薯


収穫時期は10〜12月だが、旬は11〜2月。収穫してからすぐに食べるよりも、追熟させることで甘みが増す。日本での栽培地域は、北海道や東北などの夏が冷涼な地域が多い。根っこの部分だけではなく、葉を加工してお茶にすることもある。

保存方法

保存方法はさつまいもやじゃがいもなどの芋類と一緒でOK!まるごと保存する場合は、新聞紙や紙袋などで包み、冷暗所へ。保存目安は1週間〜10日。
使いかけの切ったヤーコンは、切り口が空気に触れると傷みやすくなる。ラップに包んで冷蔵庫へ。冷凍保存もできるが、早めに使いきろう!

美味しい食べ方

ヤーコンの食感を味わうなら、炒めものやきんぴらから試すのがおすすめ!レンコンのようなシャキシャキ感と、ヤーコンならではの甘みを楽しめる。生でも食べられるため、さっと炒める時短料理とも相性◎

クセのない優しい味わいから、サラダのように生食で食べても、炒めても煮ても美味しく、調理のバリエーションが豊富!皮を剥いて料理するのが一般的。他には、粕漬けや味噌漬け、ジュースやゼリーなどの加工食品も販売されている。

わたなべ農園のヤーコン。切り口からも分かる、さつまいもとは違う瑞々しさ!



illustration:Mana Hasegawa