【CSA LOOP】奈良山園×fabric

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困った時は助け合い、嬉しい時は分かち合う。
CSA LOOPとは、野菜と堆肥の資源循環をおこなうと同時に、
消費者と農家、拠点となるカフェなどで、人と人が交流しながら、
持続可能な循環する場と営みをつくっていく仕組みです。
都内十数ヶ所ある拠点で、毎月行われている「野菜の受け渡し」の様子から
普段のCSA LOOPでの交流を覗いてみましょう!

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    Mana Hasegawa

  • Text:

    Mana Hasegawa

農家|奈良山園

プロフィール
奈良山園|野崎林太郎さん
都内最大級のブルーベリー園を中心に、オーガニックな果樹と野菜の栽培、養蜂やジャムの加工、共同直売所づくりといった、生産から加工、販売までを一貫して行っている。農地で食料をつくることだけではない、人がより豊かに生き、暮らすための“農ある暮らし”を目指している。

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↓農家さんのお人柄、畑の様子も分かる関連記事もぜひ、一緒にご覧ください!
土のにおいに誘われて|奈良山園
畑に会いに行こう|梅

2023年12月「野菜の受け渡し風景」



中目黒駅から歩いて5分ほど。高架下に沿って歩いていくと、スタイリッシュなオフィス『fabric』が見えてきます。『fabric』のある小道にはネパール茶専門店『CHIYA-BA』、向かいにはモダンネパール料理『ADI』が並び、どこか隠れ家っぽい落ち着いた雰囲気が漂います。

『fabric』で働く皆さんは、多国籍で様々なバックグラウンドをお持ちです。オフィス内にミミズコンポストを導入するなど、サステナブルな取り組みを積極的に実践しています。そんな『fabric』で働く方の会員さんも多い拠点です。日本とはまた違った文化、視点でのコミュニケーションが生まれています。

「これは何?」野菜に関心のある方も多く、皆さん積極的に野崎さんへ質問していました



奈良山園は、中目黒・オフィス『fabric』と自由が丘・カフェ『ONIBUS COFFEE Jiyugaoka』の2拠点。受け取りは事前連絡で、どちらか好きな拠点で受け取れます。その月の予定に合わせて、拠点を変えられるのも大きな特徴です。

拠点によって会員さんの雰囲気も少しずつ違うので、別の拠点で新しい人との交流もぜひ、楽しんでみてください!

『fabric』でも野菜を販売しています。オフィスの軒先があっという間にミニマルシェへ!



道行く人もついつい足が止まってしまう、カラフルな野菜と果物



アート・デザインの歴史を研究していたこともある野崎さん。野菜や果物を並べる後ろ姿はどこか楽しそう。見た目も楽しくさせてくれる、ディスプレイも必見です!

毎月の野菜ラインナップは、こちらも毎回作成しているという“お便り”に記載されているので、「この野菜なんだっけ?」「どうやって食べよう?」という心配ご無用です。名前、特徴、おすすめの食べ方のコメント入りで紹介されています!
他にも畑の最新情報、レシピも掲載。本好きの野崎ならではのおすすめ本紹介もあります。ぜひ、読み物としても楽しめる“お便り”も楽しみにしていただきたいです。

奈良山園「12月の野菜ラインナップ」
1.2種のキウイ(東京ゴールド&ヘイワード)
2.いろいろカブ(みやま、ゆるぎ、日野菜、あやめ雪)
3.2種のビーツ(レッドビーツ&うずまきビーツ)
4.マイヤーレモン
5.ラディッキオ
6.カステルフランコ
7.カラフルニンジン
8.サボイ(イタリアのちりめんキャベツ)
9.リーキ(イタリア野菜のネギ)
10.ジャガイモいろいろ(アイマサリ・シャドークイーン・ドラゴンレッド)

これも野菜?と驚く“カステルフランコ”。初めてでも挑戦しやすい、食べやすい量に優しさを感じます



繰り返し使える食品用保存袋を持参する会員さんの姿も。ビーツがぴったり!



野菜販売コーナーの野菜や果物は、CSA LOOP会員さんではなくても購入できます。近所の方が通りすがりに立ち寄って買っていかれる姿も。この日はモフモフのお客さんもご来店。

「もうすぐ冬至だから、柚子もいただきます!柚子湯にするのに、何個必要かしら?」そんな会話も聞こえてきました。

買い物とお散歩の途中に立ち寄ってくれたお客さん。お買い物中もとってもお利口なわんちゃんでした



「前回いただいたラディッキオの持ちがとても良くて驚きました!持ちもいいし、ずっと美味しいんです。また今日も買います!」そう言ってリピートで買っていく方も。
美味しい野菜の感想を直接農家さんに伝えられる。「美味しい」の言葉は、私たち消費者が思っているよりも農家さんを元気にできる魔法の言葉です。ぜひ、「美味しい」を直接伝えてみてくださいね!

拠点|fabric

プロフィール
fabric|コンサルティング会社
多くのビジネスがより革新的で持続可能な未来に向けて飛躍するために支援を行う、戦略とデザインのコンサルティング会社です。東京に拠点を置き、約20年間にわたり、グローバル企業とローカル企業と共に歩んできました。fabricの社員さんもCSA LOOP会員さんに多く、国籍も言葉も多様。オフィススペースが消費者と生産者が交流できる場所になれば、と2023年8月からスタートした新拠点。

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住所:東京都目黒区上目黒2-45-12 Nakame Gallery Street J3



サステナビリティに関心のある人も多い『fabric』。国際色豊かなオフィスの前が、月に一度様変わりします。今回は『fabric』の社員でもあるアイリーンさんに、メッセージをいただきました!

『fabric』のアイリーンさん(左)、奈良山園・野崎さん(右)



CSA LOOPの拠点になったことで会社への変化や印象的な交流エピソードはありますか?



「CSA LOOPのピックアップ拠点になってから、『fabric』では、立ち寄ってくださる方との新しい出会いにつながるきっかけになったり、中目黒周辺に住む知り合いやチームメンバー同士がつながりを深めていくための素晴らしい機会になったりしています。
ピックアップに来られる会員の方が直接奈良山園さんと交流できることで、農産物一品ごとのストーリーを聞けるので、より感謝の気持ちも深まりますよね!
季節ごとに変わるカラフルで珍しい野菜やフルーツなど幅広い品揃えにより、ファブリックでは、チームメンバー同士が互いに新しいレシピを共有しあう場面が増え、ピックアップの日のオフィスは和やかな雰囲気が漂っています。また奈良山園さんが農産物と一緒に毎月くださるパンフレットには農産物を使ったレシピが記載されており、来る方との会話も弾みます!」



『fabric』の皆さんは、サステナブルな取り組みをご自身でも実践している方がたくさんいらっしゃいます。日本だけに限らず、グローバルな最新情報や知識もお持ちですので、ぜひ、色々お話してみてくださいね!

受け取り用バックにぴったり収まる野菜。お持ち帰りスタイルも会員さんそれぞれの個性が溢れていました




アイリーンさんが撮影してくれた2024年1月の受け渡し風景。『fabric』のみなさんが集まり、とても賑やか!


CSA LOOPとは、CSA(地域支援型農業)とLOOP(食循環)を掛け合わせた新たな仕組みです。野菜と堆肥の資源循環をおこなうと同時に、消費者と農家、拠点となるカフェなどでの人と人の交流、持続可能な循環する場と営みをつくっていく場所です。
「CSA LOOP」の詳細はこちらから!

CSA LOOPの会員募集などの新情報は随時、Instagram、またはこちらのメディア記事で更新していきます。ご興味ある方はぜひ、フォローしてお待ちいただけると嬉しいです!



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